―――自分好みのコーヒー豆を選んで自宅で楽しんでみたい。
新しい生活様式を実践していく中で、以前よりもおうちで過ごす時間が増えた方や、頑張る自分のためにおうち時間をちょっといいものにしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
普段、なにげなく飲んでいるコーヒーを「自分好みで選んだコーヒー」に変えてみたらなんだかワクワクする一杯になると思いませんか?
今回、自分好みのコーヒー豆選びでお邪魔したのは
「豆工房コーヒーローストオリティエ」さんです。
国道4号線を南越谷から北越谷方面に進み、谷中町2丁目交差点を右折すると
オレンジの看板が目印のお店が見えてきます。
2017年4月にオーダー自家焙煎によるコーヒー販売店としてオープンしたお店です。
コーヒー豆の鮮度にこだわった結果、作り置きはせず注文を受けてから生のコーヒー豆を焙煎しているため、素材にこだわった煎りたてのコーヒー豆を受け取ることができます。
また店外にはコーヒー豆の自動販売機が設置されており、営業時間外でもコーヒー豆を購入することが可能です。
今回はオーナーの佐野惠一郎さんに自分好みのコーヒー豆選びをお手伝いいただきました。
店内に入ると樽に入った生豆たちが迎えてくれました。
常時30種類前後の生豆の用意があり、月替わりで限定の豆もあるそうです。
良い素材のコーヒー豆を選ぶことが美味しい一杯への初めの一歩だそうです。
コーヒー豆を選んでみた
それでは早速コーヒー豆を選んでいきましょう。選ぶポイントは3点あります。
自分好みのコーヒー豆選びの方法その①
「自分がどんなコーヒーを飲みたいのか」
まずざっくりでいいので自分が飲みたいコーヒーのイメージをまとめることが大切です。
苦みの強いコーヒーが好きなのか、それともフルーティーな風味のコーヒーのほうが好きなのか……。もしイメージを膨らませてみたけれど自分の好みが分からないという方もご安心ください。その場合は「好みが分からない」と正直に佐野さんに伝えてしまってOKだそうです。対話の中で佐野さんが自分好みのコーヒーを一緒に見つけてくれます。
自分好みのコーヒー豆選びの方法その②
「どのタイミングでコーヒーを飲むのか」
自分の1日の行動を振り返ったとき、どのタイミングでコーヒーを飲むことが多いですか?
朝、昼、夜、どのタイミングで飲みたいのかによってコーヒーを飲み分けることができるそうです。そこでタイミング別でおすすめのコーヒー豆を教えていただきました。
朝「さらっとしていてすっと飲める引っ掛かりのないライトボディ」
・ペルー産「マチュピチュ天空」/メキシコ産「ベラクルース ルビー」
昼「ほどよくしっかりしていて、甘いものにも相性ぴったり」
・コロンビア産「クレオパトラ」←お店で1番人気!/ブラジル産「アマレロブルボン」
夜「一口ずつゆっくり味わいたいしっかり派」
インドネシア産「マンデリントバコ」/ブラジル産「ショコラ」
⇒朝から夜に向けてだんだんと味わいがしっかりとしたコーヒーを選んであげると
いいのではないかと佐野さんはおっしゃっていました。
自分好みのコーヒー豆選びの方法その③
「どのスイーツと合わせて飲みたいか」
店内のコーヒー豆の商品POPをよく見てみると佐野さんが考えたコーヒーとスイーツの「ベストマリアージュ(美味しい組み合わせ)」が記載されています。
例:お店で1番人気のクレオパトラのベストマリアージュはドーナツ、マドレーヌ。
普段からスイーツと合わせてコーヒーを飲んでいる方は、スイーツに合わせてコーヒー豆を選んでみるのも一つの手です。
★私は、普段仕事から帰ってほっと一息つきたいときにコーヒーを飲むことが多く、
またどちらかというとほろ苦いほうが好きなのでブラジル産「ショコラ」を選びました。
選んだコーヒー豆を購入してみた
「豆工房コーヒーローストオリティエ」では生豆240gから購入できます。
(実際に焙煎すると表皮や水分が飛ぶので目減りして200gになり、
コーヒー1杯で10g使用するので約20杯分の量になります。)
次にコーヒー豆を選ぶことができたら、焙煎方法を選択します。
選ぶポイントはコーヒーミル(豆を粉に挽く機械)を持っているかで選びます。
持っている方は「豆」(香りや風味の持ちがいいので長く味わいたい方向け)
美味しく飲める期間の目安:約1ヶ月
持っていない方は「粉」(手軽にコーヒーを味わいたい方向け)
美味しく飲める期間の目安:約2~3週間
★今回は手軽にコーヒーを飲みたいと思ったので「粉」にしていただきました。
それでは、いざ焙煎!!
*今回、焙煎の様子を見学させていただきました。
小型焙煎機に今回選んだ「ショコラ」が投入されていきます。
投入直後から音がしてきました。
時間の経過とともに音が変化し、焙煎されてきていることが分かります。
焙煎の要とも言える煎り止めの目安は色と豆の油の様子で確認しているそうです。
佐野さんが1つ1つ丁寧にチェックし、豆の種類に合わせて煎り止めをしています。
焙煎された豆はすぐに冷却器で冷却されます。
すぐに冷却しないと焙煎がどんどん進んでしまうからです。
冷却を終えたらコーヒー豆をふるい、「チャフ」と呼ばれる薄皮を落とします。
豆で注文した場合はこの状態で袋詰め、
粉で注文した場合は電動ミルで粉にしてから袋に詰めて完成です。
コーヒーの袋には焙煎された日付が記入されたラベルシールが貼付されるので、
美味しく飲める期間の目安を逃す心配もありません。
店内は焙煎されたコーヒーの芳醇な香りに包まれていました。
こうして佐野さんのご協力のもとコーヒー豆を無事に選ぶことができました。
ドリップ器具一式を持っていないって方もご安心を!
「豆工房コーヒーローストオリティエ」にはスタートセットの用意があります。
スタートセットの内容は、ドリッパー、10gメジャーカップ、ペーパーフィルター100枚、コーヒーサーバーでした。私も美味しいドリップをしたいと思い、購入しました。
店内には美味しいコーヒーの淹れ方のポスターが掲示されていました。
選んだコーヒー豆で淹れてみた
実際にスタートセットを使ってコーヒーを淹れてみると、
初心者の私でも10分かからない程度で淹れることができました。
まず袋を開けた瞬間に焙煎したコーヒーの香りを感じ、
お湯をそそぐとその香りがより広がっていきました。
実際に飲んでみると、まずほろ苦さが口の中に広がった後にダークチョコレートのような甘さに変化していきます。徐々に変化していく味は今まで自宅で淹れたコーヒーでは体験したことがなく魅力的に感じました。
普段より丁寧に淹れた分、少しずつゆっくり味わいたくなるようなそんな銘柄でした。
↑ベストマリアージュのチョコレートと一緒に
最後に
いつもよりも時間をかけて選んだ「自分のためのコーヒー」を受け取ったとき
達成感と愛着が湧いていることに気づきました。
今までコーヒー専門店は気になってはいたもののなんとなく敷居を高く感じていましたが、これを機にいろんな銘柄を試してみたいと思います。
あなたも「豆工房コーヒーローストオリティエ」で
おうち時間を充実させる自分のためのコーヒー豆を探してみませんか。
豆工房コーヒーローストオリティエ
〒343-0806 埼玉県越谷市宮本町3-172-1
TEL 048-969-5666 FAX 048-969-5667
営業時間 11:00~18:00 ラストオーダー 17:30
定休日 火曜・水曜
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