NHKの朝ドラで、アンパンマンの作者やなせたかしさんの物語をやっているようですね。平日の朝は、テレビを付ける習慣はないのですが、土曜日だけは家族がいるので付けています。そうすると、朝ドラを見るともなく見る、という感じになります。

こんにちは！

ピアノおとぎ箱♪赤山町教室の高橋美佐です。

タイトルにした「さびしいカシの木」と「アンパンマン」どちらもやなせたかしさんの作品です。

アンパンマンは説明するまでもなく・・ですが、なぜアンパンというカッコよくもない、どちらかというと人をほっこりさせるような食べ物をヒーローの顔にしたのか？というエピソードは、以前に何かの番組で見たことがありました。

そして、「さびしいカシの木」は、合唱界では老若男女問わず割とよく歌われるレパートリーで、私が指導する団でもずいぶん以前に取り上げたことがあります。

その時に、やなせさんの幼い頃の思い出を元に作られた詩である、と知りました。お父さんを亡くし、お母さんに捨てられたたかし少年の「お母さんに迎えに来てほしい」「お母さんに会いに行きたい」でも自分はここから動くことが出来ない、というどうしようもない気持ちを一本のカシの木に例えていると。

ちょうどその場面を、先日、朝ドラでやっていました。ハガキの住所を頼りにお母さんを訪ねていったたかし少年に、お母さんが、「これで美味しいものでも食べていきな」とお金を渡そうとしたら、それを地面にはたきつけて走って帰るたかし少年。

涙をこらえて食べたあんぱんの味を生涯忘れられなかったんだと思います。今、こうして書いているだけでも、私まで切なくて涙が出てきます。

このようなエピソードを知ることで、作者の想いに少しでも近づき、それを歌に込めて歌いたいものです。またあの歌を歌いたくなりました！

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