2026.06.03
「脱力」が大事と言われても・・:越谷・新越谷のピアノ教室
今日は、台風で市内の小中学校が一斉休校になりました。
よーし、今日は練習がんばるぞー!
という人もいるかと思います。
突然やる気を出して、長時間練習して、手を痛めた経験のある方もいるかと思います。
今日は、「脱力」についてお話しします。
こんにちは!
ピアノおとぎ箱♪赤山町教室の高橋美佐です。
「脱力」とは
ピアノを弾くときに、
「脱力が大事です」と言われたことがある方は多いと思います。
でも実際には、
「力を抜こうとしているのに抜けない」
「脱力したら逆に弾けなくなる」
そんな経験はありませんか?
実は、脱力とは単に力を抜くことではありません。
必要なところには必要な力を使い、
不要な力だけを取り除くこと。
これが演奏における脱力です。
よく誤解されるのですが、
脱力=手首をブラブラさせること
ではありません。
もちろん身体をほぐす意味はありますが、
それだけで演奏中の余分な力が抜けるわけではないのです。
一度、腕を身体の横に自然に下ろしてみてください。
肩の力が抜け、
腕の重みが指先まで伝わるような感覚があると思います。
また、手の形も無理なくゆるやかなカーブを描いているはずです。
この状態が、身体にとって最も自然な状態の一つです。
ピアノを弾くときも、
なるべくこの自然な状態を崩さずに鍵盤へ手を置いていきます。
自分の身体を感じること
音を出すときは、
「指で頑張って押す」
というより、
「腕の重みを鍵盤に伝える」
イメージを持つと分かりやすいかもしれません。
私はよく、
「ボールを投げるのではなく、
自分自身がボールになって落ちる感じ」
と説明します。
少し不思議な表現ですが、
力で押し込むのではなく、
重さを自然に預ける感覚です。
難しい部分になると、
私たちは無意識のうちに力を入れてしまいます。
肩が上がる。
首が固まる。
肘が張る。
手首が固くなる。
上手く弾けないと感じたときは、
「もっと頑張ろう」
ではなく、
「どこか余計な力が入っていないかな?」
と身体を観察してみてください。
意外と、指以外のところに原因がある場合も多いですよ。
永遠の課題「脱力」
脱力は、一度覚えたら終わりというものではありません。
上達しても、
難しい曲になっても、
常に自分の身体の状態を感じ取りながら調整していく作業です。
指だけに集中するのではなく、
肩・腕・手首・指先まで全体に意識を向けながら弾いてみてください。
きっと今よりも、
楽に、そして自然な音が出せるようになるはずです。
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